参考資料 : アメリカの特別支援教育

主な発達障害の一覧です。 発達障害の兆候が見られたら、特別支援指導員、医師、カウンセラー、セラピストなど、発達障害をしっかり認識している専門家に相談して正しく診断を受けることが大切です。 また対処方法、治療方法も個人により異なるため専門家にご相談ください。

注意欠如多動症・障害 Attention Deficit Hyperactivity Disorder; ADHD

注意欠如多動症・障害は、じっと座ることや自分の行動をコントロールすること、集中することが困難になる障害です。 これらの症状は子供が7歳になる前から見られます。 ただし、子供は普通なかなか落ち着くことができずに歩き回ったり、すぐに気が散ったりするものなので、子供が小さいうちは注意欠陥多動性障害を判断することは難しいようです。 具体的には下記の不注意優勢型、多動性・衝動性優勢型、混同型に分けられます。

注意欠陥多動性障害の種類

不注意優勢型(Predominantly Inattentive Type)

注意欠陥多動性障害の中でも、注意を払うこと、集中することを苦手とします。 動き回らず、静かにしている子供でも、すぐに気が散り集中して話を聞くことができないなどの特徴があります。

多動性・衝動性優勢型(Predominantly Hyperactive-Impulsive Type)
注意欠陥多動性障害の中でも、常にじっとしていることができないものです。 授業中に動きまわったり、他人が話し終わる前に話し出してしまうなどの特徴があります。
混同型(Combined Type)
不注意優勢型、多動性・衝動性優勢型を組み合わせたタイプで、両方の特徴を持ち合わせています。