参考資料 : アメリカの特別支援教育

主な発達障害の一覧です。 発達障害の兆候が見られたら、特別支援指導員、医師、カウンセラー、セラピストなど、発達障害をしっかり認識している専門家に相談して正しく診断を受けることが大切です。 また対処方法、治療方法も個人により異なるため専門家にご相談ください。

破壊的行動障害 Disruptive Behavior Disorder; DBD

破壊的行動障害には、行為障害と反抗挑戦性障害の2種類があります。 どちらも周囲の人間に破壊的な行動をとることから名づけられました。 注意欠如多動症・障害との合併症もよく見られるようです。

破壊的行動障害の種類

素行症・障害(Conduct Disorder)

他人の人権や社会的ルールを侵害し、それを反復持続する障害です。 友人に暴力を振るったり、動物虐待、放火や器物破損、盗難、嘘をつくなどの行動を繰り返します。 通常は10歳前後に発症します。

反抗挑発症、反抗挑戦性障害(Oppositional Defiant Disorder)
他人に対して拒絶的、反抗的、挑戦的な態度や行動を示す障害です。 簡単に機嫌を損ね、かんしゃく、口論などが目立ちます。 一般的に3~8歳までに発症するので、思春期の一時的な反抗とは異なります。